株式会社 宮本忠長建築設計事務所 TADANAGA MIYAMOTO ARCHITECT & ASSOCIATES

宮本忠長

伝統・風土と修景の理念

私の設計思想は、日本の伝統的な和風様式の持つ建築空間をその地域の風土に照らしながら、如何に美しい「和」の心象風景を創造するかという点にあります。
その風土の歴史、土地の持つ遺伝子(素材、素形)等から検索し、それらをもとに鉄、コンクリート、ガラスの創る現代文明の光のなかで如何に諸機能を満たすかに配慮し、ソト (環境や風景)に対しては、ミンナのための思いやりある空間、ウチ(内部機能やインテリア)についてはジブンのために満たされた快適空間を、という修景の理念を心がけています。
そして、新しい日本の風景の薫る建築の創造に生涯を捧げたいと考えております。

創造者としての設計監理スタイル

私共の建築設計事務所は設計監理を専業とし、代表者である宮本忠長のもと、総括的なデザインを行っています。

職務を遂行する為に私共スタッフは25名程で構成しています。
【意匠技術系16名 ・ 構造技術系3名 ・ 設備技術系1名 ・ 業務2名 ・ 総務3名】

略歴

1927年 長野県須坂市生まれ
1951年 早稲田大学理工学部建築学科(工経)卒業
1951年 早大教授・建築家 佐藤武夫設計事務所入所
1964年 郷里の家業を継ぐ
1966年 (株)宮本忠長建築設計事務所と改組、代表取締役所長就任
2010年 代表取締役会長就任
2016年 89歳にて永眠
1973 ~ 1997年 国立長野工業高等専門学校 土木科 非常勤講師
1983 ~ 2000年 信州大学工学部 社会開発工学科 非常勤講師
1987 ~ 2001年 (社)長野県建築士会 会長
1987 ~ 1988年 (社)日本建築学会 理事
1996 ~ 2016年 善光寺顧問(環境保全担当)
2001 ~ 2016年 (社)長野県建築士会 名誉会長
2002 ~ 2004年 国土交通省中央建築士審査会 委員
2002 ~ 2011年 信州名匠会 会長
2002 ~ 2016年 (社)日本建築家協会 名誉会員
2002 ~ 2008年 (社)日本建築士会連合会 会長
2008 ~ 2016年 (社)日本建築士会連合会 名誉会長
1983 ~ 1985年 (社)日本建築学会賞 作品部門選考審査委員
1988 ~ 2002年 長野県都市計画地方審議会 委員
1989 ~ 1992年 (社)日本建築士会連合会賞 審査委員
1990年 建設省関東地方建設局ABCコンクール 審査委員
1990年 第6回(社)日本建築士会連合会賞 審査委員
1991年 「新見南吉記念館(半田市)」コンペ審査委員
1991年 第6回甍賞(瓦屋根設計実施コンクール) 審査委員
1991年 第7回日本図書館協会建築賞 選考専門委員
1991年 沖縄県佐敷町文化センター設計競技審査委員会 委員長
1992 ~ 2002年 長野県景観審議会 委員
1992年 建設省関東地方建設局ABCコンクール 審査委員
1992 ~ 1993年 (社)日本建築学会 1992年度設計競技全国審査委員
1992年 第8回日本図書館協会建築賞選考専門委員会 委員長
1993 ~ 1994年 (財)建築業協会賞(BCS賞)審査委員
1992年 「島根県立総合福祉センター」 コンペ審査委員会 委員長
1994年 前橋市都市景観賞選考委員会 委員長
1994年 (社)日本建築士会連合会 まちづくり賞選考委員会 委員長
1994年 「NHK長野放送会館」 設計競技審査委員会 委員長
1994年 ふるさと白馬ネットワーク「おらが村づくり大賞」 審査委員
1995 ~ 1999年 東京都建築士事務所協会 東京建築賞選考委員会 審査委員
1996年 「富山県入善町ふれあい交流プラザ(仮称)」 設計候補者選定委員会
1997年 長野市景観審議会 副会長
1997 ~ 1999年 リビングバリューデザインコンペ 審査委員
2000年 建設省営繕工事設計コンクール 審査委員
2001 ~ 2002年 信州須坂まちなみ景観賞審議会 副会長
2003 ~ 2016年 第43回(財)建築業協会賞(BCS賞) 審査委員
長野市景観賞審査委員会 副会長
寒冷地工法 (1980年:井上書院)
住まいの一二か月 (1991年:彰国社)
森の美術館 (村井修共著 2003年:中央公論)
領域を越えて (共著 1993年:社団法人 新日本建築家協会 関東甲信越支部)