株式会社 宮本忠長建築設計事務所 TADANAGA MIYAMOTO ARCHITECT & ASSOCIATES

実績紹介

長野県立武道館

長野県の武道振興の中核的拠点となる施設として、佐久市の創錬の森敷地内に計画された。

北に浅間山、南に八ヶ岳を望み、豊かな自然に囲まれた敷地条件を活かした、武道と日本の自然が一体となるような「凛としたたたずまいをもつ武道館」をめざしている。

敷地の南北に浅間山に向かう交流軸を設け、その両側に主道場、柔道場と剣道場を低層で配置した。それぞれの道場間には、回廊や中庭や交流ロビーを配置し、相互に独立しながらも交流が生まれるような日本的な中間領域を設けている。

地元のカラマツを中心とした県産材を多用し、主道場の屋根架構は鉄骨と木造のハイブリット構造を採用している。主道場は多目的アリーナとしても利用できる施設設備としている。

スポーツによる地域振興の拠点と国際化した武道の聖地がめざされている。

DATA

■所在地:長野県佐久市
■竣工年:2020年
■延床面積:12,382.48㎡

■構造:RC造、一部S造、一部W造
■階数:地上2階

■BEI:0.45

■ZEBプランニング:ZEB Ready

■受賞歴:令和元年度「全建賞(建築部門)

■㈱環境デザイン研究所と設計共同体