長野県立東御清翔高等学校は、南西側に東御市役所、公民館、図書館をはじめとする市の主要施設に隣接、１００ｍ程先を国道18号線が東西にはしる、東御市の中心部に位置する。

東御市道の延伸に伴い、老朽化した校舎等の改築、改修を行うことにより、教育環境の向上及び安全性の確保を図る。

教育カリキュラムの特徴として多部制・単位制、少人数教育、生徒支援システムなど、生徒一人ひとりに応じた柔軟な学びを実現する教育の場を提供することを目指した。

昇降口側のファサードはコンクリート、鉄、ガラス、アルミ、煉瓦の異素材が出会いながら調和する表現とし、多様な個性の生徒が出会う学び舎となるよう意図した。

内部には長野県産カラマツ材を利用し、温かみのある木質空間とした。