信州大学教育学部同窓会 赤煉瓦館
明治28年(西暦1895年)に長野県庁舎の書籍庫として建設された建物を明治44年に長野県師範学校(現・信州大学教育学部)が譲り受け、書庫として使われていた煉瓦造の登録有形文化財の耐震改修工事である。改修後は教育学部の同窓会館として、会議やピアノコンサートを行う。
耐震改修にあたっては、外観を変更しない事が条件となり、煉瓦壁内部から炭素繊維補強、2階床、桁レベルに鉄骨部材による補強、基礎の増し打ちを行った。
内部の仕上は煉瓦積みの内側の土壁と漆喰塗りを一度剥がした後、断熱補強を行い、再び漆喰塗りを施した。
■所在地:長野県長野市
■竣工年:2017年
■延床面積:119.25㎡
■構造:レンガ造
■階数:地上2階