株式会社 宮本忠長建築設計事務所 TADANAGA MIYAMOTO ARCHITECT & ASSOCIATES

実績紹介

塩尻市北部交流センター「えんてらす」

塩尻市北部におけるコミュニティの拠点として、設計プロポーザルにより選定された。

広丘駅に近接する敷地は、松本駅と塩尻駅の中間に位置し、大企業の社屋・生産施設が集積していることや、生活し易い環境もあり、流入人口が増加している。流入しているのは若い世代であり、古くからの住民との世代間のコミュニケーションを活発に行う場が求められた。

支所、図書館、公民館、子育て支援センターの複合用途のうち「子育て支援」に着目し、

「こどもがつなぐ地域コミュニティ」をメインコンセプトに、プログラムの中心にこども、そのまわりの大人がこどもの存在を通じてコミュニケーションを図る構成となっている。

各用途をつなぐ交流スペースは市民が自由に過ごせる場として計画し、周辺の街路からの連続性を重視した「みち」空間として、ナカの活動の様子がソトからみえる開放性の高い空間としている。構造は集成材を使った在来軸組工法で計画し、塩尻市産のカラマツによるCLT耐力壁や集成材を使用している。

DATA

■所在地:長野県塩尻市

■竣工年:2019年

■延床面積:2,172.33㎡

■構造:木造 一部鉄骨造(キャノピー)

■階数:地上2階

■BEI:0.82

■受賞歴:令和元年度全建賞(建築部門)

   令和3年度信州の木建築賞優秀賞