朝日村役場
朝日村庁舎は、先祖代々、大切に管理されてきた村内の山林から切り出した様々な樹木でつくられた。
構造材はカラマツ集成材と接着重ね梁。内装仕上げ材は村民からの寄付によって集まった様々な樹木を適材適所に各室毎、樹木を張り分けて特徴を持たせている。
象徴木のヒノキは樹齢240年。天然唐松、ケヤキは突板合板にし、杉、赤松、栗、檜、唐松は製材して内装の壁板に使われ、地域材の唐松でつくった木製サッシ、外壁T&Tパネルなど、あらゆるところに地域材を用いて、村民が誇りと親しみを感じられる庁舎となっている。
■所在地:長野県東筑摩郡朝日村
■竣工年:2018年
■延床面積:2,245.33㎡
■構造:木造
■階数:地上2階
■受賞歴:木材利用優良施設コンクール
林野庁長官賞(2018)
長野県建築文化賞 優秀賞(2019)
中部建築賞(2019)