株式会社 宮本忠長建築設計事務所 TADANAGA MIYAMOTO ARCHITECT & ASSOCIATES

実績紹介

よろづや旅館 新松籟荘

昭和14年に完成した木造3階建ての数寄屋建築。

令和3年火災で焼失してしまったが、地元の人々や数多くのお客様からの再建を望む声が後押しとなり新松籟荘の計画が始まった。

新松籟荘は復元事業ではないが、かつての松籟荘が持っていた高い天井高、書院・花頭窓・格子・棹縁・網代といった伝統的な意匠を取り入れ、50年後にも価値が古びない本物志向のゆかしい宿を目指した。

1階に木造の客室3棟と共用スペース、2階は木造の客室2室を計画。全ての客室に庭と露天風呂を配し、深い庇を介して内外が一体となり、掛け流しの温泉での豊かでかけがいの無いひとときを提供し、火災を免れた「桃山風呂」と共に湯田中温泉の新たなシンボルとなることを願う。

DATA

■所在地:長野県山ノ内町

■竣工年:2024年

■延床面積:1,209.38㎡

■構造:鉄骨鉄筋コンクリート造、木造、

           一部 鉄筋コンクリート造

■階数:地上2階 地下1階