株式会社 宮本忠長建築設計事務所 TADANAGA MIYAMOTO ARCHITECT & ASSOCIATES

実績紹介

昭和電機産業株式会社 本社・長野支店

旧社屋の建替えに伴い、新社屋が地域のランドマークとなる事が求められた。北陸新幹線の線路を挟んで東・西・南側で工業・商業・住居地域が隣接する特異な敷地であったため、外観を大きく4分割(本社・長野支店・製品倉庫・階段室)することで、事務所機能の集合体であり、また地域の集合体(縮図)のような外観を表現している。

建物の顔となる東南面は、押出成形セメント板とアルミサッシを交互に配置し、縦ラインを強調し、またガラスカーテンウォールによる階段室を合わせて計画することで、スマートで美しい、風通しの良い外観とした。

建物配置は、奥行きのある敷地形状を生かした南北に長い建物とし、執務空間と製品倉庫との利用しやすい位置関係に考慮した。

建物内外の照明計画にも配慮し、階段室や植栽帯を業務終了後も一定時間ライトアップすることで、夜間も道行く人から楽しんでもらえる雰囲気をつくっている。

DATA

■所在地:長野県長野市

■竣工年:2019年

■延床面積:3,630.48㎡

■構造:鉄骨造

■階数:地上3階

■全農長野一級建築士事務所と協同設計