株式会社 宮本忠長建築設計事務所 TADANAGA MIYAMOTO ARCHITECT & ASSOCIATES

実績紹介

佐久警察署

佐久地域の原風景ともいえる北側に望む浅間山を背景に、各階の庇や軒による水平線を基調とし、伸びやかで安定感のあるデザインとした。外装の材料や形態は、風土性と機能性を兼ね備えたものとした。

車寄せの柱は地域材の浅間石貼りとし、外壁の木製ルーバーは県産材カラマツの熱処理加工による高耐久化、各階にコンクリート打放しの庇を設け外壁を保護する。また内装材にも県産材カラマツを各所壁仕上げに用いた。

災害時対策として、発電機は容量250kVAで、災害時3日分の電力を確保。飲用水4日分を別館の受水槽に、雑用水も4日分をを地下ピット水槽に確保。屋上に30kWの太陽光発電アレイを設置し、商用電力と連系させて全体電力消費の軽減を図った。

DATA

■所在地:長野県佐久市

■竣工年:2018年

■延床面積:本館/6,622.53㎡

      車庫その他/809.56㎡

■構造:本館/RC造

    車庫その他/鉄骨造

■階数:本館/地上5階・地下1階