株式会社 宮本忠長建築設計事務所 TADANAGA MIYAMOTO ARCHITECT & ASSOCIATES

実績紹介

飯山市立城北小学校

周辺地区の4小学校を統合し、新たに「城北小学校」として計画された。

外部空間は南面には地域特有の「雁木空間」を設け、雪から守り夏の日差しを遮るようにしている。

教室棟・体育館・児童クラブを一体とし、教室棟の中心にはブックメディアラウンジを設け、自発的・多様な学びの空間がひろがる。昇降口から広く開放的な空間は大階段がステージとなり客席となり、学習スペースとなり、連動して児童の居場所を創り出す。また普通教室・特別教室が接するオープンな空間は多様な学習スタイルを実現可能にした。

そして体育館も一体とすることで小学校と児童クラブ・社会開放などの幅広い使い方に対応可能となり、さらに開かれた部分と閉じる部分を作ることで、運営管理しやすい計画としている。

さらに材料に地場産の木材を多く用いることによって地域産業をより身近に感じることができる、地域に密着した学校を目指した。

この小学校が児童の心の故郷となり、地域の輝く「たから」となることを願う。

DATA

■所在地:長野県飯山市

■竣工年:2025年

■延床面積:7,106.21㎡

■構造:校舎棟:鉄骨造 プール棟:RC造

■階数:地上2階